情緒よりも主観。

うたプリやアニメや映画について、思ったことをいろいろ書くオタクブログです。

羅小黒戦記吹替版の感想

※吹替版しか見てないです。

※用語間違ってたらすみません。

 

たぶんこれ何百回も言われてることだと思うけど、ムゲンとフーシーがシャオヘイにもたらしたものが全然違って対比になってるのめちゃくちゃいいな〜と思いました。

フーシーはシャオヘイを保護して食事と寝床を「与えた」けど、それはフーシーが万全でないとあっという間に失われてしまうものなんだよね。だからシャオヘイも身一つで放り出されたらなにもできずにムゲンに捕まってしまった。

対してムゲンはシャオヘイになにかを「与える」のではなく、金属を操る力の使い方を「教える」んですよね。シャオヘイ自身が金属を操れるようになって、様々なことをムゲンに頼らずできるようになっていく。これってひとりでも生きられる力=「自立」だよな〜、じゃあフーシーは「依存」か、などと感心してしまった。

原語版見てないなりに、吹替版で副題ついたことに結構警戒心があったんですが、シャオヘイがふたりの大人と出会って成長した結果を表すものだと思えば納得できるな。

劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想

思えば劇場版VEとの付き合いはマジLOVEキングダムのころから始まっていた。映画館に行くたびに聞く子安により「名前だけは完全に理解した」顔をしていた。

その1年ちょっと後に2日で再放送録画駆け抜けて映画館で号泣して「やっとわかった……」になった。

 

正直なところヴァイオレット・エヴァーガーデンという「人物像」については、劇場版以前のテレビアニメで描き切られていたと思う。最初「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」としては蛇足ではないか?とさえ思っていたのだが、鑑賞後ジワジワ「わかって」きた。どうやらヴァイオレットという人間を描くには、ギルベルトを描き切る必要があったのだ。そしてギルベルトを描くということは、京都アニメーションの自画像を描くということでもあると思った。

 

劇場版でのギルベルトは、戦争を経て心身を損耗した姿が描かれる。ヴァイオレット目線の正直な客なので彼に対して「しっかりしろ!!!」という感情が結構あったが、見終わってみれば「しっかりできるようになってよかった……」という安堵の気持ちが残った。

テレビアニメでのヴァイオレットは周りに面倒を見てくれる人や心配してくれる人がいたし、自ら周りと関わっていこうという姿勢も元々あったが、ギルベルトの場合は環境がそもそも……だし、生真面目な性格と境遇がハイブリッドして自ら繋がりを絶っていってしまうまさにIfヴァイオレットなのだった。というか元々自分の性格を客観視できていた分ヴァイオレットより重症まである。

ギルベルトの「生き残ってしまった」という感覚はサバイバーズギルトであり、いまの京アニ社員の気持ちでもあると思った。FE風花雪月で蒼月ルートやってたときにもサバイバーズギルトについて調べたんですが、「生き残ってしまった」という罪悪感は自分を許すまで続くらしい。

ギルベルトがヴァイオレットを求めることができたのは、作中の出来事を通して自分の罪の意識と向き合えたから。「いま隣にいる人と自分を大切にすること」彼らのその姿を描き切ることで、京都アニメーションはひとつのけじめをつけたのではないか。

 

そういうメタ的な重なりを含めてとても素敵な映画だと思いました。お時間ある方はネトフリでいろいろ見てから劇場に行きましょう。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』で表現される世界の彩り

わたしたちの世界を彩るものはなにか。それは「言葉」なのだと思わせるアニメが、この『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』である。

 

主人公の少女ヴァイオレットは、上官で保護者のギルベルトに見出され、少年兵として戦場を渡り歩いていた。決戦にて両腕を失い、ギルベルトとも別れて生きることになる。

少年兵としての生き方しか知らないヴァイオレットは、最後にギルベルトに告げられた「愛してる」の意味がわからなかった。

ギルベルトが旧友のホッジンズに後事を託していたことが巡り巡って彼に雇われることとなる。郵送業をこなすうち、文字を書けない人の代わりに手紙などを書く自動手記人形=ドールとして働きたいと願い出る。

すべては「愛してる」を知るために。

 

世界を彩る「言葉」、それをヴァイオレットに初めて与えたのはギルベルトであることは覚えておくべきだろう。まず彼は少女を「ヴァイオレット」と名付けた。会話を試み、読み書きを教えたのも彼である。彼女の世界は多様な「言葉」を得て広がり、最終的にギルベルトをも必要とはしなくなったが、それでも彼女の世界の根幹には彼がいる。*1

 

ヴァイオレットが「愛してる」に辿り着くまでには様々な事件が起きる。

彼女が世界を語る言葉は「戦争」に関するものしかなく、それ以外については「わからない」。そのため依頼人の感情を汲み取ることができず、初めのうちに書いたものは手紙として成り立たなかった。

彼女はドールとして働くうち、世界を彩る様々な人間模様を目にすることとなる。描かれる人間関係は世界に存在するあらゆる愛だ。兄妹の、親子の、友人同士の、恋人たちの間で交わされる感情を言葉にしたためるうち、ヴァイオレットは「戦争」以外の「わからない」ものにも名前があることを学び、自身の心を揺さぶるなにかにも名前があることに気づいていく。その一期一会の積み重ねが非常に魅力的だ。

 

彼女の世界を形作るなにかに名前がつけられ彩られるほど、働き始めた彼女に向けてホッジンズが伝えた「君は燃えていることに気づく」という言葉が響く。ギルベルトの兄ディートフリートがヴァイオレットに放った「お前は人を殺した手で人を結ぶ手紙を書くのか?」という台詞がその核心を突く。

「言葉」を知った彼女は、世界の多彩さに気づくと同時に、自身の過去にも向き合っていくことになる。「言葉」はヴァイオレットが「わからない」と蓋をしてきた様々な感情に名前を与え、彼女が戦争で心に傷を負ったことも否応なく理解させていく。自分が傷ついていることも、「言葉」がわからなければ「わからない」。彼女が「全身が燃えています」と涙するシーンは、つらいものであるものの、彼女の心の成長を最も強烈に描いていると思う。

 

ヴァイオレットはギルベルトを守れなかったことや、数多の兵士を屠ってきた過去もあり、生きて幸せになることに罪の意識を抱いていた。その彼女を救うのはギルベルトではない他者による「言葉」だった。

ヴァイオレットが感情を語る「言葉」を手にする過程で、依頼主たちも自身と向き合うことになる。依頼主たちは彼女が苦心して綴った言葉によって自己や他者との関係を見つめ直し、その思いがヴァイオレットの世界に新しい言葉を与える。ヴァイオレットは依頼主の心を手紙にすることで彼らを救ってきたのだが、依頼主たちの存在がヴァイオレットを救うのだ。「言葉」が反響する、その構図がとても美しい。

 

ヴァイオレットという少女の生き様と、彼女が辿り着いた「愛してる」がどんなものか、見届けてもらえたら幸いである。

*1:これはまったくの余談ですが、ふたりを引き合わせたのがディートフリートなのまじでめちゃくちゃ萌えるのです。

ファイアーエムブレム風花雪月大体全部やった感想のようなもの

このツイート投稿から約7ヶ月、文字通り風花雪月に没頭し、8月19日の深夜に見事全ルート制覇しました!

いろいろ楽しかったので、言いたいことをバーーーッと書こうと思いましす。そんな深い話はしないと思う。あとツイート減価償却もたくさんする。

ちなみにネタバレへの配慮などはないし初見向けのキャラ解説などもしていないし記述内容に偏りもあるので、それが気になる人はこれを読む前に風花雪月をプレイしてほしい。

 

キャラデザが神すぎる

プレイ動機=キャラクターデザイン:倉花千夏、FAなんですよ、本当に!

倉花さんはわたしが愛する『うたの☆プリンスさまっ♪』でもキャラクターデザインを担当されているスーパーイラストレーターさまなのですが、とにかくむちゃくちゃ絵がうまいのですよね。『うたプリ』他数々の女性向けコンテンツで絵うまを発揮してきた倉花さんの男性キャラが魅力的なのは当たり前として、女性キャラも全員かわいいんだなこれが!メイクがパーソナルカラーなのもこだわり感じる、好きです……!

その絵のうまさを再現する3Dモデルだけで「元取ったな……」スイッチが入った。7ヶ月続いたのもこれが大きいね。キャラデザ、秀逸、最高。

 

駆け落ちルートがほしい、ほしくない?

わたしはほしかったよ?

このゲームは広義の貴種流離譚なので、6分の5の確率で最終的に主人公は(大体だれかが望んでいるからみたいな理由で)国の指導者になります。6分の1の確率でそんな軛からは解放されるんですが、わたしはそんなんじゃ物足りなかったというか……。

プレイヤーとしては、カリスマと運命力が持ち味の教師(主人公のこと)に人生をベットする生徒がめっちゃいて責任の重さにビビってしまったので、そういう面倒ごとをなにもかも投げ出して、誰も主人公のことを知らない土地で愛する人と生きる国のことなんて知りませんエンドが1部1月あたりに起きたらヤバかったな、なんてことを考えます。まあこれやるとものすごい勢いで舞台のフォドラが滅びてしまうのでやれないのは……わかるんですけど……でも主人公が「個人の幸せ」を追求できるルートひとつしかないのあんまりだと思う!もちろん大好きな王様エンドもあるんですけどね。

 

4周しないとわからない世界や人間の多面性

このゲームの肝と言ったらこれだろうなあ。世界の謎に深く踏み込むルートがあれば、世界の仕組みそのものを打ち砕かんとするルートもあり、はたまたそんなものすべて無視して内省するルートもあって。あの世界の全体像は4周しないと見えてこないものなんだろうなあ。

キャラクターについてもそうで、好感度を上げて見る支援会話や、休日のマップ会話などで少しずつ人となりがわかっていく。支援会話のおもしろいところは、キャラクターが抱える悩みやコンプレックスへのアプローチが、話す相手が変わるとそれに合わせて変わっていくこと。「このキャラは、Aにはこういう態度で、Bにはこういう態度で」というのがわかって、人物理解が深まっていくのが楽しかったです。

 

ヒルダ=ヴァレンティン=ゴネリルは俺の嫁

2周目で蒼月の章に進んだときの嫁です。詳しくは下記ツイートをどうぞ。

こんなに愛しいヒルダですが、どう足掻いても彼女を手にかけなければいけないマップ戦闘があり手を震わせながらプレイした記憶があります。散り際がかっこよくてますます夢女になってしまいました。

ちなみに彼女の兄ホルスト卿(未登場)はわたしの推しです。

 

シルヴァンとイングリットのような幼馴染に勝てないよ!!!

プレイ動機の2番目くらいに彼らの存在がありました。軽薄な男と堅物女の幼馴染がいると聞いて、最初の学級選択で彼らのいる青獅子を選ぶかめちゃくちゃ悩みました、このような幼馴染が大好物だからです。結局初学級は金鹿を選んだので彼らの仲人は2周目に持ち越したのですが、そのとき予定通りペアエンドが見られてよかったです。

詳細はすべて省きますが、イングリットは「女が好きだが女を憎んでいる」シルヴァンにとって「1度も憎んだことがなかった女」だったというのがとてもよいのですよ。

 

ダークホース=ディミトリとマリアンヌの幸薄カップ

2周目青獅子にノリでスカウトしたマリアンヌとディミトリの間に支援があると思わず、完全に油断していたところを会話でやられる。

あと言いたいことは大体前にツイートした通りなのでこっちを読んでください(後日談バレあります)

 

エーデルガルトとディミトリは1万2千年後に幸せになってくれや

このふたりゲーム内でめっちゃ殺し合うのでそう思いました。蒼月の章でふたりが会談するシーンがあるのですが、お互いの話を聞く気がまったくなく「プリティーリズム見る!?」って発狂する先生になるところだった。それくらい彼らの道は違っていたんですよ……。

下記のツイートは蒼月の章のエンドムービーがめちゃくちゃ好きでその話をしています(ドネタバレです)

 

カスパルとペトラの支援めっちゃ良

このゲームはたぶん「"今"を大事に」ってテーマがあると思っていて、過去にトラウマがある人たちのわだかまりみたいなのも解いていくんだけど、特に顕著なのはこのふたり。現代風に言うとカスパルが加害者の子でペトラが被害者遺族です。支援Bまでカスパルは父親の罪(とはいえ父親軍人なので罪という言い方も変なんだが)を気にして、普通に接するペトラにも「なぜ気にしないのか」問うのだけど、支援Aで転機が訪れる。

このふたりが出した答えは「今は罪悪感や復讐心よりも、互いを仲間だと思う気持ちのほうが大きくてそれに従いたい」というもので、テーマ性強くて好きでした。

 

エーデルガルトの一言では言い表せない人物像に複雑な感情を抱くプレイヤー

トータルで1番この人のことを考えているといっても過言ではない、もうめちゃくちゃ複雑な性格してるんだもん……。

これは彼女にびっくりしたときのツイート。

わたしが一言で表そうとすると『歪なファザコン』かな。ベレト先生でプレイしてたときの「父親になってほしい」オーラにいやそういうのは……と距離を置きたくなった。ベレス先生のときはそうでもなかったのは慣れの問題なのか性別の問題なのか。

皇帝たらんと振る舞っているけど、少女性が隠しきれなくてそういうところがわたしはちょーっと苦手でした。まあただの少女が皇帝になって覇道行こうとしており、信頼できる相棒的な存在を欲している、と書くとたぶん無理してたんだろうな〜と思うので悪口言いながら早くゴロゴロできる未来がくるといいね、って労いたい感じの子です。

 

裏級長ユーリスは顔がいい自覚があって最高

初めて見たときV系の人だな!?とテンションが上がりましたが、あの顔で口調の柄が悪いのめっちゃヤバい!!!とさらに上がるテンション。

煤闇の章でのやり取りもよかったですね。あと本編の散策会話がいちいち普通に優しくて癒されました。銀雪の章ではパッケージにいる人たちがみんな側からいなくなるので彼には本当に支えられました。

 

クロード=コイツ=コイツ=コイツ=フォン=リーガン

1番書きたい人なんだけど書きづらいな、好きすぎるから。ツイート遡っても「顔が好き」「ベレス先生と結婚してほしい」しか言ってなくてろくな話ができなさそう。

実際クロードというか彼とベレス先生のカップルがもうめちゃくちゃ好きなんですよね。最初は先生を利用しようとしていたクロードと、警戒心高めの先生が、少しずつ信頼関係を結んでいく様子がとても心に残っている。支援Sでの会話はそれの体現と言ってもよく、なんというかこの2人に関しては「金鹿をやってください!!!」としか言いようがない。

ふたりの周りを賑やかす金鹿の学級の子たちもかわいくてかわいくて。あーやはり5周目始めてしまおうかな?

 

まとめ

約7ヶ月余暇をほぼすべて捧げてきましたがとても楽しめるゲームでした。肝心の戦略シミュレーション部分や日頃の育成とか頭使うところもありそういうところも楽しかったです。グラフィックもきれいだし1度見たイベントも見返せるので最新ハードのゲームってすごいなあ……という別の感想も。

4周して500時間以内で済んでる(はず)なので、みなさんとりあえず1周どうですかね!?わたしは風花雪月の話ができるお友だちを求めています!

 

 

テレビアニメ『あんさんぶるスターズ!』を完走しての気になりメモ

「7年うたプリ1本、その他アイドル風コンテンツはアニマス、少ハリ、キンプリリズ、ドリフェス!アイカツ!」みたいなオタクの初見感想的なもの。ツイッターに連投するのもな……というしょうもなめなキャラとか関係性への「なんか好き」の言語化です。

 

 

守沢千秋さん

顔が好き×声がデカい×器がデカい=好きでしょ。思わず「さん」をつけてしまうタイプの方じゃないですか?(10歳くらい年下なんですが?)

スバルがつらいとき真っ先に駆けつけてくれるたびに泣いてた。後輩思いの熱い人という印象。人望、そりゃあある。


Valkyrie

「マリオネット」で衝撃を受けた。なずなが「これが最初で最後の……」ってモノローグ入れてたのつらすぎんか?と悲しんでたら22話!ありがとう。

宗とみかの関係性がなんだかんだ強い。


Knights

確実に世界観が好き。アニメの作中歌もED曲もどっちも「ア!」って感じだったので曲から攻めたいなあと思っています。ダンスもかっこいいので感性に強くひっかかってるっぽい。5人揃ったときの見た目のバランスがめちゃくちゃ良いと思う。

メンバーだと鳴上嵐さんがめちゃくちゃ気になる。無論顔が好みなんだけどみかに対してといい司に対してといいめちゃくちゃ優しいので……。


渉と英智

いや、あの……なに?

七夕祭見たとき素で「は?」って声出てしまった……。

英智にとって渉が憧れっていうのは、わかるよ。乱暴に当てはめたら英智は秀才、渉は天才で、自分には持ち得ない輝きを持つ渉のこと気になっちゃうだろう、同じ場所で輝きたいと願うだろう、って。

でも渉が英智のそばにいるの全然わからない、なんで?

渉という人間が「この世のすべての"役"を愛する」から「英智に滅ぼされる悪役にもなれる」の、それだけで片付けていいのか?よくない、少なくともわたしには……。だから「ワタシたちはあなたが恐ろしくて愛おしいですよ」も本当に"たち"なのか?という疑念があるのですけど……渉の主観では?違う?いやわからない……。

あとたぶん1年前?のクリスマス、あれ、なんですか?渉がああいう感じなので英智が見た夢とも現実くさそうとも言えそうだし……。

わたしにはこのふたりのことがわからない……でもただひとつ、様子がおかしいことはわかる……。


総評

日日日さんが関わってる作品に触れるの今回が初めてなので適当ですが、なんとなく幾原邦彦の影響あるのかな?と思った。全体的に関係性つよ男同士で剣を抜きそうな空気があった。零のセリフはまんまプリクリだしね。英智に至っては言動が大分「世界の果て」だったし(22話で帰ってきた気はしますが)

きっと原作からして挫折の話はあるんだと思いますが、挫折描くのもその後のカタルシス描くのもコミカルなシーンも得意な菱田監督はよくマッチしていたと思います。

感想ツイにリアクションくれたフォロワーたちも視聴の支えでした。これ見たら冗談抜きでTLの解像度が4割くらい向上したのであんスタ人口の多さを実感しました。わたしが原作に手を出すかどうかはゆっくり見守っててくださいね。

正しく怒ることは難しい

こういう世の中なので、人間の剥き出しの感情に晒されることも増えてきた。いますぐ死んじゃいたい人も、すごく怯えている人も見てきたけど、たくさん怒ってる人に対して、わたしはどこか共感を避けている。

怒りはどんなものに向けられたものであれ、刃の形をしている。絶望や悲しみにも負の作用、感情を吸い寄せる重力はあるし、時に加害性だって帯びるけど、"怒り"ほどの強制力は持ってないように感じる。

わたしが他人事として処理しているというだけかもしれない。同じ武器をいっしょに握る覚悟がないだけかもしれない。

でも凶器たりうる武器だからこそ、正しく使わなきゃいけない。だれかのせいにして使うものじゃない。

正しく怒ることはとても難しいから、自分の責任で怒りたい。

ダイスキをリフレインすればシャインなんてへっちゃら

『KING OF PRISM ALL STARS プリズムショー・ベストテン』を観たんだよ!!!

言いたいことはたくさんありますが、とにかく「ダイスキリフレイン」について言及せねばなりません。わたしにはスッスッス第4章に衝撃を受けてシャインさんについてのブログを2本も書いた責任もありますし(?)

 

一条シンくんが本当に見せたかったプリズムショー

わたしは「お出しされたものをおいしくいただくオタク」なので、実は一条シンが本当に見せたかったプリズムショーを強く欲してはいなかったんですよね。まあベストテンの予告で「やるよ!」って言われてめちゃくちゃブチ上がった程度には期待していたのですけども。

しかしここまできれいなシャインカウンター・プリズムショーだとは思わなくないですか!? 初見時映画館で「ア……シンクン……ダイスキ……!」「待……シャ……これ、シャ……!」の狭間で感情が爆発してしんじゃいましたよ(死者蘇生)

今回「ダイスキリフレイン」の話をするにあたって必要なシャインさんの「プラトニックソード」については上記のブログにて喋りつくしてあるので適宜参照していただきますようお願いして……本題。

シンくんのすごいところは、この「ダイスキリフレイン」をプリズムワンの時点で完成させていたことなんですよ。シャインの巨大でワガママで理不尽な愛のショーを受けてできたものではないんです。すごいぞ、シン!

彼のファンファースト精神を1番感じたのは「無限ハグ・トゥギャザー」です。そもそも無限ハグは孤独な者が飛ぶジャンプだったわけですが、ファンにもジャンプに参加してもらう=思いを返してもらうことで、スタァの孤独から解き放たれることに成功。あとやはり推しと同じ方向を見て進めるというのはファンとしても嬉しいことなんですよ。それを叶えてくれたシンくん、だ〜いすき!

さらにローズパーティーならでは!というのがセプテントリオンも参加してのショーだったことですね。プリズムワンやその他ソロ大会ではこうはいかない、7人そろっての「ダイスキリフレイン」に、オタクの涙腺はさらに決壊。みんなが楽しそうにプリズムショーしてるの見れて嬉しかったよ。

だからでしょうか。これで丸く納めたつもりじゃないだろうなァ菱○ァ!になっているのは。ベストテン楽しかったがゆえに、まだまだ楽しいプリズムショーを見せてほしい、そんな気持ちになっています。またアニメの続編見れるように細長く応援します。

以上、オタクのダイスキリフレイン語りでした。