情緒よりも主観。

うたプリやアニメや映画について、思ったことをいろいろ書くオタクブログです。

羽佐間容子という人

言っておくが10年前のアニメのネタバレだから容赦するつもりはないからな!?
せめて1期の最終回まで見た人推奨。
そうじゃない人はガツンと最終回までみましょう。





ブラウザバックオッケー?





今回もファフナー
そしてなぜか容子先生。
好きだけど大好き!!! ってわけじゃないのに話したくなったんだ。
先生ってつけてるのは本当に先生だからだよ。

羽佐間容子は結婚してるわけじゃないけど子育ての才能を認められて施設から翔子を引き取って育てたんだ。
関係も良好だったけど、翔子は第6話で「本当の親子じゃないんだから」という言葉と強い意志を残してファフナーに搭乗、容子先生はそれを見送ってしまう。
そして翔子は名前の通りに空へ消えてしまい、喧嘩別れダメ絶対を体現してしまった。

そのせいで容子先生は新しい養子の引き取りを拒否したり気を病んで自殺未遂したりする(史彦に止めてもらったけど)(てかこの自殺未遂どのタイミングなんだよ)
そのあとに翔子の死を見届けた総士から、翔子が本当はお母さん(容子先生)に感謝していたことを聞いて死を受け入れるのが、悲しさの中の希望のよう。

しばらくすると、島を出て東京でアイドルになりたかった男の子が、現実とそれを隠していた大人への不信感とか不安感とかで放送室に立て篭もる。
人口2kの小さい島なのであっという間に大騒ぎ。
学校職員とか生徒がみんなで説得するけど、決定打は容子先生なの。
台詞はあまり覚えてないけど、子を失ったこの人が実の子にするのと同じように生徒を諭すように言うというのがとてもとても印象深い。
子育ての才能を認められた人って前述したけど、よくわかるシーンになってると思う。

その後紆余曲折あって、カノン・メンフィスという女の子と同居することになるんだ。
カノンは島の外にいたから戦うことしか知らない子供で、最初は容子先生のことも上官だと思っていたほど。

容子先生のすごいところはカノンに翔子の影を重ねなかったこと。
海水浴に行くとき着るものがないカノンに翔子の服をあげるとき、「あなたに」似合いそうだから着せたり、翔子のものとは違う部屋を与えたり。
悲しい事実を飲み込んで前を向くかっこいい大人なんだなー。

1番グッとくるのは、最終決戦に臨むことになったカノンが、「帰ってきたら母さんと呼ばせてほしい」って言うところ。
娘から「あなたとは本当の親子じゃない」と言われた人が、娘にこんなことを言われて、ああ、もう、よかったね……!

書きながら泣いてる。
ぐちゃぐちゃですまない。
容子先生もカノンも生きろ。