情緒よりも主観。

うたプリやアニメや映画について、思ったことをいろいろ書くオタクブログです。

KING OF PRISM -PRIDE the HERO- の速水ヒロの話をする

※速水ヒロの話しかしません。

※当記事はKING OF PRISM -PRIDE the HERO-(以下キンプラ)のネタバレを多分に含みます。

※まだ観てない人はこんなもの読んでないで速やかにキンプラを見てください。

※キンプリ見てない人はキンプリから見てください。キンプラから摂取できるプリズムの煌めきが9万倍くらいになります。

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KING OF PRISM -PRIDE the HERO-公開おめでとうございます!!!

昨年Twitterで拝見した数々のキンプリ見ましたレポに流されてキンプリを見て、いつの間にかプリリズRLも見て、プリズムエリート(初級)くらいにはなったと思っているわたしにとって、キンプラ「なにがなんでも6/10までは生き延びてやるぞ」という生きるモチベーションとなっていました。

 

推しのプリズムスタァは速水ヒロくん。

封切りまでずっとヒロくんの幸せを願っていました。

 

そんなわたしのキンプラの感想は、キンプラありがとう」以外にありません。

ヒロが自分が選んだ道に後悔しませんように、キンプラに求めていたのはそればかりでした。

 

だから今回のヒロさんにはとにかく泣かされた。尋常じゃなく泣かされたから頭痛い。

 

まずはコウジの話。

ヒロはお母さんと離別してからずっとひとりきり。そんなヒロにとってコウジとの出会いは天啓であり、「pride」はコウジとの絆そのもの。

紆余曲折を経てコウジとカヅキの3人でオバレとして活動できたのは、ヒロくんにとってはとても幸せな日々だったはず。

 

キンプリを経てまたひとりになってしまったヒロに襲いくる試練の数々は見てるだけでつらい。

なによりもコウジとのダンスバトルが一番つらい。

でもそれは必要な喧嘩だったんだと思います。

ヒロくんは慰めてくれる人というか、守ってくれる人がほしかったんでしょうね(父性による庇護って賢そうに言っておく)。それをコウジに求めたら結果の拒絶。コウジも突き放すのはつらかったんだろうけど、ヒロのことを思ってのことだからなあ。ここで慰めてもヒロさんが安心するだけだし感情が内輪止まりになるだけだし。

「お前は所詮氷上のプリンス止まり! そんな腑抜けがキングになんかなれない!」って言うやつ、RL見返したら重みが5000倍くらいになった。45話で「牢に閉じ込められたお姫様を救う王子様になりたい」って言ってたんだよヒロさんは……あの事件でも大分覚悟を要しただろうに。プリズムキングって重い称号なんだなあ……。

あっコウジが「顔も見たくない」って言ったのテストに出るから。

 

聖はヒロに期待してるんだなあ。そしてヒロさんに自分の夢を仮託してる。それが彼のエゴと断じることは簡単だけどやれるなら自分でやるもんな〜〜〜。託すことしかできない大人と本来そんな義務はないはずの子供……ってなんだこれはロボットアニメか。

 

次はお母さん……てかここでヒロさんの父親の話が出てきますけど一応これで区切りつけるんだよね!? ってキレました。続きをください。

ここの下りはヒロさんが愛を知るというか、特定の身近な誰かのためにがんばろうというきっかけなのかなあ。

 

練習復帰したものの使い物にならないヒロさんだったが、ミナトのカレーにより元気を取り戻すのであった。

このカレーはコウジ→カヅキ→ミナト経由だよね。コウジの思いがカレーを通して伝わる……あっこれもテストに出るから。

 

使えないはずのprideでショーをするヒロさん。prideを取り戻せたことを知らなかったはずだから、失格になるとわかっていてやったことのはず。

ルヰくんが答えたprideを使わなかった理由が「僕ができる最高のプリズムショーをしたかったから」って言うのを聞いたことはあくまで確認かな。ヒロの覚悟の後押しとなったのはカヅキ先輩のショーな気がする。

でもここでわかるのは、ヒロさんにとって最高のショーができる曲はprideなんだなってことだけ……。

 

ヒロがprideでショーをしたのは3回だ(った気がする)けど、回を重ねるごとにprideを通して伝えたい思い、つまりヒロがなにを己の誇りとしているかが変わってる。外に向いてきてることがわかる。

「コウジの作った曲を1番うまく表現できるのは俺だ!」←自分がメイン

「コウジが教えてくれたんだ、誇りってやつを!」←ツアーファイナル

これを経た今回のショーでは「みんなの心を1番輝かせることができるのは俺だ!」だよ? 覚悟が……ひとり孤独になる覚悟が……あるんですよ……。

べるさまもだけど、プリズムショーで頂点に立つ人は、愛されていること・守られていることを知って・受け入れて、その上でその愛をたったひとりでみんなに返す覚悟をしているんですよね。

ヒロがコウジやカヅキやエデロの子たちやお母さんに支えられていることに気づいて、ひとりの寂しさもつらさも乗り越えて、見知らぬ誰かの心を輝かせることを決めてショーをしたという成長、もう、こんなの読んでないで直接見てよ、泣かずにはいられないから。

ヒロさんがショーでコウジとカヅキといっしょに踊るところ、べるさまの輝きといっしょに踊るところ、とにかく泣かずにはいられない。さすがに地球が黄色いのは初めて知ったけど。

ショーのあとにやってきたコウジとのやりとし、初回は流したけど、「仕事は?」って聞いてたよね。カレーで信頼取り戻せてたのか、顔も見たくないって言われたことを忘れてるのか、どう解釈すべきか悩んでます。

孤高のキングになったヒロさんが、またオバレとしてやっていけるのは、この上ない幸せなんだろうなあ。本当によかった。

 

締めのセリフで「I am KING OF PRISM!」って叫ぶところ、あまりにも見事なタイトル回収だったので拍手したかったよ……1番泣いたもん……。

 

そして我らが望んだアンコールね! 制作のみなさんありがとう!!!

とにかく感動したことしか覚えてないので、歌詞についてはもう少し回数重ねて噛み砕けたらなあと思ってます。

 

あっ、ちょっとだけ、希望込みのヒロべるの話しますね。

ヒロさんは、自分なんかじゃ届かない高みに登ってしまったべるさまに対して、ひとりで勝手に身分差とか理由をつけて自己完結で失恋して勝手に別れを告げていたんですけど、今回キングになったことで、ヒロさん自身がべるさまのそばにいることを許せるようになったんじゃないかなあと思ったんですね。

エデロとベルロの業務提携がふたりの発展とイコールではありませんが、やっぱり推しカプなのでね、前進を期待してもよいかなあと思ってます!

というか、「牢に閉じ込められたお姫様を救う王子様」が、「女王となったかつての弱き姫の元に、王となって辿り着く」って構図が美しすぎない?

 

今日時点で考えたことは以上になります。

また少しずつ考えること増やせたらいいな!