※初マモライで育った宮野真守さんへの巨大感情ブログです。セトリ演出のネタバレは一切ありませんが、7月20日公演開演前に宮野さんがとった行動の話をしています。
いや〜〜〜宮野真守すごい!!!
わたしは声優:宮野真守の活躍はかなり長い期間応援というか、見てきたと思っています。アニメのイベントにはそこそこ行っていたし。
ですがアーティスト活動は「まあいますぐはいいかな」と思って結構ふんわり追いかける程度でした。うたプリの主題歌を聞くくらいで。今回は住んでいるところに来るということだったのでかなり気軽に申し込みました。2、3年くらい前にも住んでるところでやったけどそういう理由で見送った。少し後悔していたこともあり、今回は行ってみるかな……という本当に軽い気持ちで。
最近のわたしはうたプリの映画で忙しくて、予習もほとんどせずにライブの日になっちゃうなワハハwwwと思っていたなんでもなかったはずの日に、京都アニメーション放火事件が起きました。キャストとして深く関わりのあった宮野さんのブログの更新が、その日から途絶えました。わたし自身が怒りと深い悲しみに折り合いをつけ切れずにいたこの件に関して、業界の方々の心痛は計り知れませんし、当然のことだと思います。
彼がブログを更新していなかったこともあり、今日のライブが事件に対する宮野真守の感情を初めて知る場になることはみんな想定していたのではないでしょうか。わたしと同じくひとりで参加されていた隣の方と、開演前に事件の話になり、どんな風になるだろうと考えていました。
開演時刻になって、宮野さんはバンドメンバーとダンサーのみなさんと共にステージ上に現れました。みなさん黒い衣装。宮野さんは言います。(下記すべてニュアンスです)
「アニメーションが好きだということ」
「それに関わるすべての人に敬意を抱いていること」
「同じ気持ちを持ってここに来ている人は、共に黙祷を捧げてほしいということ」
突然ですがここで超絶推しアニメ『蒼穹のファフナー』の話します。戦時下という非常時にいままでと同じようにお盆祭りを行うことに関して、登場する姉妹が「こんなときでもやるんだ」「やらなきゃいけないでしょ」というやりとりをするのですが、ここ最近ずっとリフレインしています。
東日本大震災のときから、"エンターテイメントと自粛"の線引きが問われていると感じていて。宮野さんの場合、今回のツアータイトルは「BLAZING!」で、披露予定曲として「FIRE」がある……それでも彼はステージに立たなければいけない。どんなステージになったとしても、わたしはそれを見守ろう……という心情で今日という日を迎えたわけです。
黙祷を捧げたあと、宮野さんに対する敬意で胸がいっぱいになってしまった。「ああこういうことができる人なんだな」という感慨と言えばいいのかな。祈りは捧げる、しかし自身が定めたテーマは貫くというのが、わたしにとって理想のエンターテイナー像だったと言っていい。
ライブはその哲学が現れていたように思います。すべてのパフォーマンスが素晴らしく、わたしは最初から最後まで「ライブが楽しい!」という気持ちでい続けることができました。それこそが、エンターテイメントだよねえ。
宮野さんがとある曲*1にかけてしきりに感謝を述べていたのがとても印象に残っています。自惚れではなく事実として、わたしたちにとって宮野さんがそうであるように、宮野さんにとってわたしたちがそうなのだと思えたからです。
今回のライブが「意味があるものにならざるを得なかったこと」は、個人的にいいことだと思いたくありません。「楽しかった数あるライブの一公演」であるほうが絶対にいい。しかしそういう状況から逃げることなく最初から最後までエンターテイナーとしてあり続けた宮野さんの姿は一生忘れないと思います。
本当にありがとうございました。
そして最後に。
いや〜〜〜宮野真守ってほんと〜〜〜にすごい!!!
(2019/09/09追記)
うたプリのオタク的に、特に一ノ瀬トキヤ担的にグッと来た曲の感想ブログ書きました。この記事には書いてない「楽しかった!」を詰めてます!
*1:2019/09/15追記 これは「僕はヒーロー」です。語る言葉自体は雑誌インタビューなどと同様