情緒よりも主観。

うたプリやアニメや映画について、思ったことをいろいろ書くオタクブログです。

BAR真鎖夜さんに行ってきました2020下半期

オタクの妄想を至高の一杯にしてくれるお店「BAR真鎖夜」さんにお邪魔してイメージカクテルを作っていただきました。

 

この1週間ファフナー公開されたり幻水のオケコン行ったりでだれで作ってもらうか揺らぎましたが……2020年下半期もっとも狂った(ことになるであろう)SwShのdnsnのイメージカクテルを作っていただきました!

いろいろ思いの丈はありますがとにかく完成品を見ていただきたいので見せます。

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い、色がもうdndとsnaさんじゃん!!!

イメージカクテルの解釈の汲み方が本当にすごい。毎度言ってる気がするがすごい。色もそうだけど、お酒の名前やフレーバーでも表現してくれる……! 以下覚えてる範囲でのマサヤさんからの説明。

上層(紫)とマドラー(金)がダンデのイメージ。「無敵」「戦闘狂(※個人の感想です)」の表現として、ベースにソミュール(オレンジのリキュールだけど甘さは控えめで主張の強い風味がある)、炭酸。体積が多めなのは圧倒的な存在感から。飲んでみたら味に厚みがあってdndだ……とすごく納得。

下層(緑)はsnaさんのイメージ。「優しいギャル(※個人感想)」の表現として華やかな緑になるように。博士になったけど、研究者としてまだまだ探求を続けて高みを目指すというところから、赤くなることを目指す青リンゴのシロップをチョイス。華やかだけど落ち着いた知的な味がしました!(主観!!!)

混ぜたときとかdnsn的なところ。dndは「今日はなに?」とsnaさんが言ってしまうくらい研究所に通ってる(はずな)ので「繋がっていたい」とか、「dndはsnaさんを優しい目で見ている気がする」とか書いたら、『完全な愛』を意味するパルフェ・タムールが使われていました、やっぱりdndがsnaさんのこと好きだよね!(主観!!!)またソミュールとブルーキュラソーは風味は違うものの共にオレンジのリキュールであることから、ふたりの「進路は違っても志を同じくして切磋琢磨するのは昔からずっと変わらない」ところを表現、と言われて感極まる。混ぜるとdnd部分の尖りが取れて優しい味になるのもdnsnを感じてすごくよかった……。

 

今回もとっても楽しかったです! イメージカクテル以外に、おもしろいお酒教えていただいたりとか、わたしのようなバー初心者でも気楽に行ける素敵な推し店です。

幻想水滸伝 25th Anniversary Symphonic Concert -Episode of Jowy- で振り返る自分のプレイ

別の人の解釈を聞いて(文字通り聞いて)、触発された自分語りです。一応演目別にしておきますが詳細なレポはないです、思い出したら随時追加していきます。

 

Episode of Gremio

グレミオにとって、わたし(や坊ちゃん)が考えている以上に坊ちゃんがすべて(という言い方はしたくないけどそうなってしまう)なんだな、と思った。

・逆に坊ちゃんの中でもグレミオの存在って大きくて、それを忘れたことなどないとは思うけど、喪って初めて気づいた大切さでもあるんだろうな……。

グレミオも作中で成長していて、坊ちゃんを守るのは坊ちゃんが見る景色を見たいからだということに気づけてよかった。

グレミオかわいすぎていっそあざといまで来た。なんだその「な・か・な・か・あ・か・な・い・ぞ」は。

 

Episode of Flik

・フリックの核であるオデッサというか、そもそも第一楽章序盤がまるっとオデッサ視点で進むの感謝なんだよな。いやそんなことある? エピソードオブフリックアンドオデッサにすべきでは?

オデッサの「逃げ出してしまいたくなる」は蒼穹のファフナー THE BEYONDを見ているものにはタイムリーだったよ。力を持つ者は、力を持つという理由でそれを行使すべきなのではなく、その目で見たものに向き合うためにある。

・解放軍アジトが割れた後の対処が冷静すぎる、フリック仕事ができすぎる。他の方も仰ってたけど、オデッサが死んでる可能性も考慮した上で行動してたんだよな……カクの町での下りとか、すごく冷静で。だからこそシェサラザートでサンチェスに激昂する姿が印象的なんですよね。

・曲ではなく映像についてですが、グリンヒル潜入メンバーが効率全振りで笑ってしまった(帰り道にガボチャとシドを拾える構成)

・最後にフリックとサンチェスの夜シーン持ってくるのズルすぎるだろうが!!!ズルい……。

 

Episode of Jowy

・回想で始まり回想で終わる編成思いついた人天才ではないか? 回想、やはり幻水2の核となる曲なので思い入れあるしすごくよかった。

・ジョウイだって子供なのに、自分より幼いピリカのために必死で戦ってるのもうつらい、やめろ、無理して大人になんかなるな。

幻想水滸伝の大人って大体冷静というか自分の務めを理解し責任を持って行動しているから、甘い部分って意外とないんだけど、ジョウイの判断が甘く見えるのも彼本人の性格と言うより経験不足から来るものかな、と思い始めている。

ポケモン剣盾発売1周年に寄せて

ポケモンと私

わたしの人生にポケモンって関係ないと思ってたんですよね。アニメは義務教育期間にチラチラ見てたし、GO配信されたときとか1ヶ月だけやったくらい。ゲームに関しては尚更で、同級生たちが「どっち買う?」とワクワクしているのも「2種類出るんだ」で流していたらアラサーになった。だからこのまま一生ゲームのポケモンやらずに終わるんだろうなあ、と思ってた。

そんな人生に転機が訪れたのが2020年。入院の必要があり暇潰しのためニンテンドーSwitchを買った。当時の目的は『FE風花雪月』(といずれ出るうたプリのゲーム)をやるためだったので、ポケモンのポの字も思い浮かばず風花雪月をやった。とはいえゲームには一応終わりがあって、一通り風花雪月を楽しんだらやるゲームがなくなった。

そこでようやくポケモンソード・シールドの存在を思い出した。嘘です、思い出したのは日々既プレイヤーの友人やフォロワーから「絶対お前が好きになるカップリングがある」と勧められていたことです。本当にしょうもない同人女なので、まだ見ぬ推しカプのためにポケモンソードをダウンロードした。これが本当の転機です。

 

実際にやってみて

最初のうちは「背景すげーな金かかっとる」とか「あっアニメで見たことあるポケモンだ!」みたいな感じで、割と「ハマらないようにしよう……」という心理的予防線を張っていた気がする。

でもダンデからメッソンもらったり、ホップのウールー自慢に対抗してウールー捕まえたり、その他バトルしたりゲットしたりキャンプしたりしてたら、いつのまにか普通に楽しんでいましたね。

負かしたジムリーダーたちが「お前すごいな!」と素直に褒めてくれるのも嬉しい。だれかひとりくらい「こんなガキに負けるなんて」とか言ってくるかと思ったのに、なんてストイックな大人たちが子供に優しい世界なんだ……!と感動した。

チャンピオンが「正しいトレーナーの概念」のような人で、その人をいざ倒す!となった段でめちゃくちゃ怖くなった。主人公=わたしはこの人を超える器などないが?という重圧を感じた。それと単純にバトル強すぎて泣きながら戦ったことが印象に残ってます! ダンデと2度と戦いたくない、嘘、スタートーナメントしまくってる。

1番印象的なのは、遊び方に正解がないというところかな。わたしはキャンプでカレー作ったり着せ替えして遊んたりがめちゃくちゃ楽しいけど、対人戦にしか興味ない勢とかおしゃれボール勢とか知らない勢力がめちゃおる(らしい)。人それぞれにポケモンの楽しみ方があるの、とにかくすごい、としか言えないな。

 

まとめ

「ゲームのポケモンやる」って実績解除できた気もするし、2020年下半期の推しカプも観測したしでポケモンソードめちゃくちゃ楽しかったです! 発売1周年おめでとうございます!

 

おまけ

だれに見せても爆笑される殿堂入りメンバー。

羅小黒戦記吹替版の感想

※吹替版しか見てないです。

※用語間違ってたらすみません。

 

たぶんこれ何百回も言われてることだと思うけど、ムゲンとフーシーがシャオヘイにもたらしたものが全然違って対比になってるのめちゃくちゃいいな〜と思いました。

フーシーはシャオヘイを保護して食事と寝床を「与えた」けど、それはフーシーが万全でないとあっという間に失われてしまうものなんだよね。だからシャオヘイも身一つで放り出されたらなにもできずにムゲンに捕まってしまった。

対してムゲンはシャオヘイになにかを「与える」のではなく、金属を操る力の使い方を「教える」んですよね。シャオヘイ自身が金属を操れるようになって、様々なことをムゲンに頼らずできるようになっていく。これってひとりでも生きられる力=「自立」だよな〜、じゃあフーシーは「依存」か、などと感心してしまった。

原語版見てないなりに、吹替版で副題ついたことに結構警戒心があったんですが、シャオヘイがふたりの大人と出会って成長した結果を表すものだと思えば納得できるな。

劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想

思えば劇場版VEとの付き合いはマジLOVEキングダムのころから始まっていた。映画館に行くたびに聞く子安により「名前だけは完全に理解した」顔をしていた。

その1年ちょっと後に2日で再放送録画駆け抜けて映画館で号泣して「やっとわかった……」になった。

 

正直なところヴァイオレット・エヴァーガーデンという「人物像」については、劇場版以前のテレビアニメで描き切られていたと思う。最初「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」としては蛇足ではないか?とさえ思っていたのだが、鑑賞後ジワジワ「わかって」きた。どうやらヴァイオレットという人間を描くには、ギルベルトを描き切る必要があったのだ。そしてギルベルトを描くということは、京都アニメーションの自画像を描くということでもあると思った。

 

劇場版でのギルベルトは、戦争を経て心身を損耗した姿が描かれる。ヴァイオレット目線の正直な客なので彼に対して「しっかりしろ!!!」という感情が結構あったが、見終わってみれば「しっかりできるようになってよかった……」という安堵の気持ちが残った。

テレビアニメでのヴァイオレットは周りに面倒を見てくれる人や心配してくれる人がいたし、自ら周りと関わっていこうという姿勢も元々あったが、ギルベルトの場合は環境がそもそも……だし、生真面目な性格と境遇がハイブリッドして自ら繋がりを絶っていってしまうまさにIfヴァイオレットなのだった。というか元々自分の性格を客観視できていた分ヴァイオレットより重症まである。

ギルベルトの「生き残ってしまった」という感覚はサバイバーズギルトであり、いまの京アニ社員の気持ちでもあると思った。FE風花雪月で蒼月ルートやってたときにもサバイバーズギルトについて調べたんですが、「生き残ってしまった」という罪悪感は自分を許すまで続くらしい。

ギルベルトがヴァイオレットを求めることができたのは、作中の出来事を通して自分の罪の意識と向き合えたから。「いま隣にいる人と自分を大切にすること」彼らのその姿を描き切ることで、京都アニメーションはひとつのけじめをつけたのではないか。

 

そういうメタ的な重なりを含めてとても素敵な映画だと思いました。お時間ある方はネトフリでいろいろ見てから劇場に行きましょう。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』で表現される世界の彩り

わたしたちの世界を彩るものはなにか。それは「言葉」なのだと思わせるアニメが、この『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』である。

 

主人公の少女ヴァイオレットは、上官で保護者のギルベルトに見出され、少年兵として戦場を渡り歩いていた。決戦にて両腕を失い、ギルベルトとも別れて生きることになる。

少年兵としての生き方しか知らないヴァイオレットは、最後にギルベルトに告げられた「愛してる」の意味がわからなかった。

ギルベルトが旧友のホッジンズに後事を託していたことが巡り巡って彼に雇われることとなる。郵送業をこなすうち、文字を書けない人の代わりに手紙などを書く自動手記人形=ドールとして働きたいと願い出る。

すべては「愛してる」を知るために。

 

世界を彩る「言葉」、それをヴァイオレットに初めて与えたのはギルベルトであることは覚えておくべきだろう。まず彼は少女を「ヴァイオレット」と名付けた。会話を試み、読み書きを教えたのも彼である。彼女の世界は多様な「言葉」を得て広がり、最終的にギルベルトをも必要とはしなくなったが、それでも彼女の世界の根幹には彼がいる。*1

 

ヴァイオレットが「愛してる」に辿り着くまでには様々な事件が起きる。

彼女が世界を語る言葉は「戦争」に関するものしかなく、それ以外については「わからない」。そのため依頼人の感情を汲み取ることができず、初めのうちに書いたものは手紙として成り立たなかった。

彼女はドールとして働くうち、世界を彩る様々な人間模様を目にすることとなる。描かれる人間関係は世界に存在するあらゆる愛だ。兄妹の、親子の、友人同士の、恋人たちの間で交わされる感情を言葉にしたためるうち、ヴァイオレットは「戦争」以外の「わからない」ものにも名前があることを学び、自身の心を揺さぶるなにかにも名前があることに気づいていく。その一期一会の積み重ねが非常に魅力的だ。

 

彼女の世界を形作るなにかに名前がつけられ彩られるほど、働き始めた彼女に向けてホッジンズが伝えた「君は燃えていることに気づく」という言葉が響く。ギルベルトの兄ディートフリートがヴァイオレットに放った「お前は人を殺した手で人を結ぶ手紙を書くのか?」という台詞がその核心を突く。

「言葉」を知った彼女は、世界の多彩さに気づくと同時に、自身の過去にも向き合っていくことになる。「言葉」はヴァイオレットが「わからない」と蓋をしてきた様々な感情に名前を与え、彼女が戦争で心に傷を負ったことも否応なく理解させていく。自分が傷ついていることも、「言葉」がわからなければ「わからない」。彼女が「全身が燃えています」と涙するシーンは、つらいものであるものの、彼女の心の成長を最も強烈に描いていると思う。

 

ヴァイオレットはギルベルトを守れなかったことや、数多の兵士を屠ってきた過去もあり、生きて幸せになることに罪の意識を抱いていた。その彼女を救うのはギルベルトではない他者による「言葉」だった。

ヴァイオレットが感情を語る「言葉」を手にする過程で、依頼主たちも自身と向き合うことになる。依頼主たちは彼女が苦心して綴った言葉によって自己や他者との関係を見つめ直し、その思いがヴァイオレットの世界に新しい言葉を与える。ヴァイオレットは依頼主の心を手紙にすることで彼らを救ってきたのだが、依頼主たちの存在がヴァイオレットを救うのだ。「言葉」が反響する、その構図がとても美しい。

 

ヴァイオレットという少女の生き様と、彼女が辿り着いた「愛してる」がどんなものか、見届けてもらえたら幸いである。

*1:これはまったくの余談ですが、ふたりを引き合わせたのがディートフリートなのまじでめちゃくちゃ萌えるのです。

ファイアーエムブレム風花雪月大体全部やった感想のようなもの

このツイート投稿から約7ヶ月、文字通り風花雪月に没頭し、8月19日の深夜に見事全ルート制覇しました!

いろいろ楽しかったので、言いたいことをバーーーッと書こうと思いましす。そんな深い話はしないと思う。あとツイート減価償却もたくさんする。

ちなみにネタバレへの配慮などはないし初見向けのキャラ解説などもしていないし記述内容に偏りもあるので、それが気になる人はこれを読む前に風花雪月をプレイしてほしい。

 

キャラデザが神すぎる

プレイ動機=キャラクターデザイン:倉花千夏、FAなんですよ、本当に!

倉花さんはわたしが愛する『うたの☆プリンスさまっ♪』でもキャラクターデザインを担当されているスーパーイラストレーターさまなのですが、とにかくむちゃくちゃ絵がうまいのですよね。『うたプリ』他数々の女性向けコンテンツで絵うまを発揮してきた倉花さんの男性キャラが魅力的なのは当たり前として、女性キャラも全員かわいいんだなこれが!メイクがパーソナルカラーなのもこだわり感じる、好きです……!

その絵のうまさを再現する3Dモデルだけで「元取ったな……」スイッチが入った。7ヶ月続いたのもこれが大きいね。キャラデザ、秀逸、最高。

 

駆け落ちルートがほしい、ほしくない?

わたしはほしかったよ?

このゲームは広義の貴種流離譚なので、6分の5の確率で最終的に主人公は(大体だれかが望んでいるからみたいな理由で)国の指導者になります。6分の1の確率でそんな軛からは解放されるんですが、わたしはそんなんじゃ物足りなかったというか……。

プレイヤーとしては、カリスマと運命力が持ち味の教師(主人公のこと)に人生をベットする生徒がめっちゃいて責任の重さにビビってしまったので、そういう面倒ごとをなにもかも投げ出して、誰も主人公のことを知らない土地で愛する人と生きる国のことなんて知りませんエンドが1部1月あたりに起きたらヤバかったな、なんてことを考えます。まあこれやるとものすごい勢いで舞台のフォドラが滅びてしまうのでやれないのは……わかるんですけど……でも主人公が「個人の幸せ」を追求できるルートひとつしかないのあんまりだと思う!もちろん大好きな王様エンドもあるんですけどね。

 

4周しないとわからない世界や人間の多面性

このゲームの肝と言ったらこれだろうなあ。世界の謎に深く踏み込むルートがあれば、世界の仕組みそのものを打ち砕かんとするルートもあり、はたまたそんなものすべて無視して内省するルートもあって。あの世界の全体像は4周しないと見えてこないものなんだろうなあ。

キャラクターについてもそうで、好感度を上げて見る支援会話や、休日のマップ会話などで少しずつ人となりがわかっていく。支援会話のおもしろいところは、キャラクターが抱える悩みやコンプレックスへのアプローチが、話す相手が変わるとそれに合わせて変わっていくこと。「このキャラは、Aにはこういう態度で、Bにはこういう態度で」というのがわかって、人物理解が深まっていくのが楽しかったです。

 

ヒルダ=ヴァレンティン=ゴネリルは俺の嫁

2周目で蒼月の章に進んだときの嫁です。詳しくは下記ツイートをどうぞ。

こんなに愛しいヒルダですが、どう足掻いても彼女を手にかけなければいけないマップ戦闘があり手を震わせながらプレイした記憶があります。散り際がかっこよくてますます夢女になってしまいました。

ちなみに彼女の兄ホルスト卿(未登場)はわたしの推しです。

 

シルヴァンとイングリットのような幼馴染に勝てないよ!!!

プレイ動機の2番目くらいに彼らの存在がありました。軽薄な男と堅物女の幼馴染がいると聞いて、最初の学級選択で彼らのいる青獅子を選ぶかめちゃくちゃ悩みました、このような幼馴染が大好物だからです。結局初学級は金鹿を選んだので彼らの仲人は2周目に持ち越したのですが、そのとき予定通りペアエンドが見られてよかったです。

詳細はすべて省きますが、イングリットは「女が好きだが女を憎んでいる」シルヴァンにとって「1度も憎んだことがなかった女」だったというのがとてもよいのですよ。

 

ダークホース=ディミトリとマリアンヌの幸薄カップ

2周目青獅子にノリでスカウトしたマリアンヌとディミトリの間に支援があると思わず、完全に油断していたところを会話でやられる。

あと言いたいことは大体前にツイートした通りなのでこっちを読んでください(後日談バレあります)

 

エーデルガルトとディミトリは1万2千年後に幸せになってくれや

このふたりゲーム内でめっちゃ殺し合うのでそう思いました。蒼月の章でふたりが会談するシーンがあるのですが、お互いの話を聞く気がまったくなく「プリティーリズム見る!?」って発狂する先生になるところだった。それくらい彼らの道は違っていたんですよ……。

下記のツイートは蒼月の章のエンドムービーがめちゃくちゃ好きでその話をしています(ドネタバレです)

 

カスパルとペトラの支援めっちゃ良

このゲームはたぶん「"今"を大事に」ってテーマがあると思っていて、過去にトラウマがある人たちのわだかまりみたいなのも解いていくんだけど、特に顕著なのはこのふたり。現代風に言うとカスパルが加害者の子でペトラが被害者遺族です。支援Bまでカスパルは父親の罪(とはいえ父親軍人なので罪という言い方も変なんだが)を気にして、普通に接するペトラにも「なぜ気にしないのか」問うのだけど、支援Aで転機が訪れる。

このふたりが出した答えは「今は罪悪感や復讐心よりも、互いを仲間だと思う気持ちのほうが大きくてそれに従いたい」というもので、テーマ性強くて好きでした。

 

エーデルガルトの一言では言い表せない人物像に複雑な感情を抱くプレイヤー

トータルで1番この人のことを考えているといっても過言ではない、もうめちゃくちゃ複雑な性格してるんだもん……。

これは彼女にびっくりしたときのツイート。

わたしが一言で表そうとすると『歪なファザコン』かな。ベレト先生でプレイしてたときの「父親になってほしい」オーラにいやそういうのは……と距離を置きたくなった。ベレス先生のときはそうでもなかったのは慣れの問題なのか性別の問題なのか。

皇帝たらんと振る舞っているけど、少女性が隠しきれなくてそういうところがわたしはちょーっと苦手でした。まあただの少女が皇帝になって覇道行こうとしており、信頼できる相棒的な存在を欲している、と書くとたぶん無理してたんだろうな〜と思うので悪口言いながら早くゴロゴロできる未来がくるといいね、って労いたい感じの子です。

 

裏級長ユーリスは顔がいい自覚があって最高

初めて見たときV系の人だな!?とテンションが上がりましたが、あの顔で口調の柄が悪いのめっちゃヤバい!!!とさらに上がるテンション。

煤闇の章でのやり取りもよかったですね。あと本編の散策会話がいちいち普通に優しくて癒されました。銀雪の章ではパッケージにいる人たちがみんな側からいなくなるので彼には本当に支えられました。

 

クロード=コイツ=コイツ=コイツ=フォン=リーガン

1番書きたい人なんだけど書きづらいな、好きすぎるから。ツイート遡っても「顔が好き」「ベレス先生と結婚してほしい」しか言ってなくてろくな話ができなさそう。

実際クロードというか彼とベレス先生のカップルがもうめちゃくちゃ好きなんですよね。最初は先生を利用しようとしていたクロードと、警戒心高めの先生が、少しずつ信頼関係を結んでいく様子がとても心に残っている。支援Sでの会話はそれの体現と言ってもよく、なんというかこの2人に関しては「金鹿をやってください!!!」としか言いようがない。

ふたりの周りを賑やかす金鹿の学級の子たちもかわいくてかわいくて。あーやはり5周目始めてしまおうかな?

 

まとめ

約7ヶ月余暇をほぼすべて捧げてきましたがとても楽しめるゲームでした。肝心の戦略シミュレーション部分や日頃の育成とか頭使うところもありそういうところも楽しかったです。グラフィックもきれいだし1度見たイベントも見返せるので最新ハードのゲームってすごいなあ……という別の感想も。

4周して500時間以内で済んでる(はず)なので、みなさんとりあえず1周どうですかね!?わたしは風花雪月の話ができるお友だちを求めています!