情緒よりも主観。

うたプリやアニメや映画について、思ったことをいろいろ書くオタクブログです。

『幻想水滸伝Ⅱ』で体験するのは"戦争"ではなく"生活"である

突然ですが数年ぶりn度目となる『幻想水滸伝Ⅱ』のプレイを終えました。

とても素晴らしいゲームであることを再認識でき、とても有意義な時間でした……。

 

上記の通り、幻水2にはオケコンを観に行くほどの思い入れがありますが、プレイ自体は本当に数年ぶりでした。しかしn周した経験はダテじゃなかったようで、完全に指が操作を覚えていた。

そのくらい繰り返しプレイしたゲームなのに、何度も見たはずの名シーンでも新たな気づきを得た。今回のプレイで気づいたのは「このゲームが描くのは戦争ではなくそれすらも含めた生活である」ということでした。

 

民衆の生活描写の細やかさ

このシリーズは仲間キャラは街にいても一目でわかるくらいグラフィックが全然違うのですが、そうではない、いわゆるモブですら人間(人間とは別の種族も含むものとする)として生活しているんですよ。それぞれが村や街で、自宅や職場や溜まり場で生活している。

セリフの内容も様々。炊事の話から戦争の話まで幅広く話してくれる。イベントのたびに街のモブのセリフが変わるところもまたリアル。ハイランド王国*1に怯えていた人々が、主人公グループが一戦勝利すると応援してくれるようになるのがわかりやすい例でしょうか。主人公グループはいわゆる主導者的立場にあるので、主人公の正体を知らない人の声も好意的なものに限らない。

民衆が二国間の戦争をどう思っているかを探索時に聞けるのだが、同じくらいその日の暮らしについての話も聞ける。ハイランド王国と都市同盟が長くに渡り緊張状態にあったからこそ、彼らにとって戦いは生活の一部と化していることがわかるようになっている。

 

本拠地で生きる人々

本拠地が拡張されること、またそれに伴って労働者や旅人が増えていくのも、生活描写のリアリティに拍車をかけていると思う。前作の『Ⅰ』は住んでる様子が描かれたのは108星だけだから、より一層そう思う。ただの要塞が少しずつ"街"になっていくのが、シリーズ全体を通して楽しい要素なのだなあと実感。

 

生活を奪われた民衆のあり方

以前プレイしたときに感動したのは、焼き討ちに遭った村が細々と復興を始めていたことだったんですよね。いつまでも打ちひしがれているばかりではなく、自分たちの生活を取り戻そうと足掻いている。それは主人公が迎えるエンディングそのものでもある。

このゲームはその世界に生きる人の描写が本当に美しいと思ったのでした。

 

とにかくやってみてくれないか?

オールドゲームなので、プレイには気合がいるかもしれない。でも古いソフトとハードを買って、30時間程度を割く価値は十分にあると思う。ひとりでもこの世界を知る人が増えてほしい、わたしの話し相手がほしいから。

本筋もいいゲームなんだ、ぜひやってみてほしい。

 

 

 

*1:主人公グループの対立国。幻水2は二国間戦争を主軸に進む

うたプリのオタクに刺さったマモライ2019の曲の話

MAMORU MIYANO ASIA LIVE TOUR 2019 ~BLAZING!~ お疲れさまでした!

わたしはかなりライトな宮野真守ファン、かつ『うたの☆プリンスさまっ♪』のオタクです。以下タイトル通りうたプリに関連する(とわたしが感じた)曲の話をします。詳細なレポは期待できませんのでご注意ください。

※この記事は現場に足を運んだ仙台公演×2の記憶を手繰り寄せて書かれています。

※この記事は一ノ瀬トキヤは七海春歌と付き合っていてほしいと願う一ノ瀬トキヤ担によって書かれています。

 

 

 

Suger,Suger

ノッケからタイアップでもなんでもないじゃん妄想乙wではないんだよ!!! 本人がラジオで「トキヤのイメソン」って言ってたやつなんだよ!!!*1

仙台公演の時期、ちょうどうたプリリピラブトキヤルートやり直してたんですよ。そういうタイミングこれ歌うってね、もーーーこれオタクの妄想の中か??? ソースがあるからね、ペンライト紫にさせていただきました。2日目は気づいてもらった気がしなくもないですが妄想かもしれない。

 

Break it!

これは曲そのものではなく7月20日公演でのコーレスの話です。ところでうたプリ的に7月20日がどんな日かご存知でしょうか? ST☆RISHの結成記念日なんですよ。宮野さん演じるトキヤが所属するグループなんですけども。

レスポンス煽りでね、「ドキドキで壊れそうな〜」みたいなことを言っていたんです。これ『マジLOVE1000%』というST☆RISHの代表曲の歌い出しの歌詞*2なんです。

宮野さんはあまり自分の演じた役のこと関係ないところでは特別扱いしないって聞いてたのであんまり期待してなかったんですけど、今日来ることにしてよかったと心の底から思いました。なんと言ってもうたプリのオタクなので、へへ。

 

蒼ノ翼

上記の通りリピラブやってたわたしが限界を迎えてしまったのがこれ。今回のセトリでうたプリのオタクを絶対に泣かすという氏の強い意志を感じた。

今回のツアーは「ヒーロー」をテーマにしていたとのことでしたが、そのテーマを掲げるライブでこれを歌う意味!!! この曲はうたプリ的には春歌ちゃんが憧れのアイドル=HAYATO(CV宮野真守)を思って作った曲なんです。春歌にとってHAYATOは自分に夢を与えてくれた「ヒーロー」であることを思って泣いてしまった。

泣いた理由はもうひとつあって、わたしはこの歌を生で聞くことはないのだと思っていたからです。宮野真守の持ち歌と言うよりうたプリの主題歌として捉えていたので、プリライ以外の場で披露される可能性をまったく想定していなかった。こういう形で自分の思い出が報われることがあるんだなあと気づかされました。

 

アンコール

ほとんど唯一予習してた曲ですね、映画館でね。アンコールを呼びかけられる側から「アンコールありがとう!」という歌を作るのって、ファンに対する信頼がないとできないことだと思います。「アンコールは当たり前のことではない」って宮野さんが7/21のアンコールMCで言ってたけどその通りで、わたしたちが求めなければアーティストも出るに出れない。マジLOVEキングダムのエンドロールでこれを聞いたときも、それに応えられるだけのことをわたしはできているだろうか? と自分の姿勢を問い直されているような気持ちになりました。「私がいてあなたがいる」「あなたがいて私がいる」という当たり前ではない当たり前を大事にしたいと思うそんな一曲でした。

 

以上がわたしがうたプリ的にワーッ!となったマモライ2019の話です。話していない曲も素晴らしいものばかりで、本当に楽しいライブでした!

 

おまけ:パンフレット

会場入りして始まる前にちょっと見よ〜♡と思って表紙めくったら、宮野さんとバイクの写真出てきて「うっそだろ……」って声が漏れてしまいました。なぜそうなったのかと言うと、うたプリ担当アイドル一ノ瀬トキヤのソロベストアルバムのジャケットもバイクなのです*3……まったくの偶然だろうけど、そんなことある??? マジか……うっそだろ……。

 

 

 

『Free!』と『響け!ユーフォニアム』の感想が書けない

2019年春、『響け!ユーフォニアム』をほぼ完走。ものすごく深く刺さるが感想が書けずに放置。

2019年夏、『Free!』をほぼ完走。彼らの情念に思うところありまくりで感想ブログを書くものの、要領が得ない感じで微妙な出来。

 

どうしてうまく言語化できないんだろう……!

言いたいことが(いい意味で)山ほどある作品なのにもどかしい……ならばこのもどかしさを言語化しよう、という試み。

※スタジオ同じ以外の外部要因は考慮しません。思いつきで書いてるので。

 

両作の共通点

・主人公たちが高校生

・部活もの

・群像劇

・主人公が最初漠然と生きている

・主人公の親友の目標が高い

……くらいしか思いつかんのですが、まあ見えてくるものもある。個人的に注目したい、というかここに集約されるだろ、というのは「主人公たちが高校生」と「群像劇」です。

 

群像劇-1

個人的に『Free!』のほうが言語化しにくいということもあり、『響け!』よりも『Free!』に強い要素の話を先に。

わたしがいままで触れてきた群像劇は『蒼穹のファフナー』や『プリティーリズム 』といったラインナップ。どちらも「俺が生きる意味!」「私ができる最善!」「俺はお前! お前は俺!」って感じのことを登場人物全員がやっているんですね。これは全員同じことをしていると言いたいのではなく、各自が向き合うべきテーマに対する姿勢の話です。つまり登場人物の一挙一動が作品の根底に流れるテーマに直結するような構造になっている。

言語化しにくいコンテンツ、あんまりそういう感じじゃないかも、ということにね、さっき気づいたんですよね。いやわたしが気づいていないだけで登場人物全員が背負うテーマあるのかもしれないんだけど、強くは描いてないんじゃないだろうか。むしろ、一人一人に違うテーマ背負わせることこそがテーマなんじゃないだろうか、という見解です。

ここで一旦次章へ。

 

主人公たちが高校生

存在証明系群像劇に慣れすぎて、自分の存在理由に気づく中高生のほうがレアだということに気づかなかったよ、さっきまで。*1存在証明系群像劇は、老若男女問わず極限状態で存在理由を探さざるを得ないだけで、本来高校生ってそうじゃないんだ、そうじやないんだよな〜ッ!

本題に戻ろう。高校生の全員が全員、将来の夢を定めてそれに向けて努力しているわけではない。部活にしても、目的意識を持ってやっている子が全員ではない。そういう漠然とした生活になにか変化があって、いろいろあって目標を定めて努力する……そういう「ゆっくり大人になる」過程を見れるのが言語化しにくいコンテンツなんだなあ……という、これに関しては単純に新鮮な気持ち。

人間の存在理由ってテーマなんだな……言いたいのは「なりたい自分」が人によって違うのは当たり前だということ。ここでまた「群像劇」に戻る。

 

群像劇-2

ここまで来るとわたしの見方の問題だと気づいた。大きなテーマを重視しがち問題。存在証明系群像劇の子たちも「なりたい自分」はそれぞれの像を描く。ただ"大きな目標"が前提としてあって、わたしはどうしてもそっちを見てしまう。

Free!』も『響け!』も壁は描くけど、壁そのものが全体の主題にはならない。壁は当人だけのもの。全員にとって同じ壁はない。

 

まとめ

個に通底するものがテーマではなく、個が個であることそのものがテーマ、むしろテーマというものがないまである……というのがとても新鮮でした。主題大好きオタクに新鮮な感情を芽生えさせてくれてありがとう!

*1:そもそも存在証明系群像劇の子も「もっとゆっくり大人になりたかったな」って言ってるんだよなあ……。

私選この情念がすごい!2019受賞『Free!』感想

※1期・ES・絆・約束・TYMを見たドニワカの言いたいこと言いたいブログです。

※原作・劇場版ハイスピ・DF・夢は履修予定未履修です。

※遙と凛に関してはカプとしてではなく絶対的運命共同体なところに萌えているつもりです。

 

きっかけ

「劇場版『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム』の予告で流れてたから」「夏だから」みたいな理由で見始めた『Free!』。結論から言うと自分に視聴適性がありすぎてびっくりしています。

リアタイで1期無人島回だけ見てたり、特典がほしいお友だちに誘われて『絆』を見に行ったりで、心に引っかかりはあったいわゆるミリしらからスタートしたのですが、そういう思い入れ補正なくても好きになれたと思えるストーリーでした。

そういうわけでいまから萌えどころの話をするのでよろしくお願いいたします。

 

遙と凛はさしずめ絶対運命黙示録

Free!』好きなお友だちから「あれは青春の話だ」とは聞いていたのですが、まさにその通りというか、予想を超えた情念の描きっぷりに動揺してしまった。

このアニメが「競泳に打ち込む人々の感情」を描いていることはかなり早い段階で理解できましたが、特にツボったのが章題に挙げた七瀬遙と松岡凛のライバル関係です。

先に笑いどころとしてのツボの話をしますと、登場人物各位の心の乱れの原因の大半が遙と凛に集約されるのがおもしろすぎましたね……彼らが中1の冬に行った勝負が『Free!』という物語の始まりと言っていいレベルで、ほぼすべての登場人物に影響を及ぼしていた。もし『Free!』が『魔法少女まどか☆マギカ』だったら、あのふたりの因果のエントロピーで世界2回変えられるレベル。

いまさら真面目な話がしにくくなってきたので1度別作品の話を挟もう。『はじめちゃんが一番!』という漫画に"WE(ウイ)"というアイドルコンビが出てくるのですが、終盤、彼らの関係が相互的なダンボの羽に喩えられます。

遙と凛もそうだな〜と感じたのでした。確かオーストラリア旅行のときに凛が「ハルには俺の先を泳いでいてほしい」という趣旨の言葉を伝えていたように思うけど、それってそういうことじゃんね。遙は遙で、凛がいない競泳界に興味ないし、互いに互いが必要だったのが彼らなんだと思っています。

 

本当にすごい情念は絶対的運命を巡る関係各位が抱えている

そう、トータルして情念がすごいのは遙と凛じゃない。彼らの仲間たちが遙と凛に向ける情念がすごいんですよ!*1

遙と凛はお互いに影響し合うだけではなく、それぞれがいろんな人に影響を与えている。ここまではよくある話だと思いますが、影響を受けた子の99割が内心で強い感情育ててるのがわたしが「情念〜!」と言ってしまう原因のひとつになっている。また『Free!』で描かれる情念は登場人物に善人しかいないから成り立っているところがあると思っていることも原因。

ESから登場した山崎宗介くんがその最たるって印象です。「最後に仲間と泳ぎたい」という年相応なワガママと、凛の相棒という自負で動いていたのが健気だよな〜。情念がやべえな〜。

宗介みたいな立ち位置の子の行動理念って「なんで俺じゃないんだ!」「なんで俺なんだ!」という怒りや憎しみを担うケースのほうが多そうなのにそうではなかった。*2

言及しないけど遙強火担の怜とか、凛先輩大好き似鳥くんとかも括りはそこ。遙と凛は関係各位に責任取るべし。

 

いまならわかる、フォロワーが言ってたこと

まだ完走したわけではないけど、「推しを推す推しが見たいなら『Free!』」というフォロワーの言葉通りのアニメでしたね。まさかこんなにすごいもの見せつけられるとも、自分の感性が適合してるとも思わなかったけど。*3

先が気になりすぎるので上映してるうちに『夢』観に行きたいです。

 

*1:これは前作った主観相関図

f:id:nh12:20190816172248j:image

*2:これに関しては1期の凛で多少やったことでもあるから宗介でやらなかったのだとも思う

*3:1期リアタイ友人たちの反応も見ていたし、人を選ぶアニメというのも聞いていたので

宮野真守はすごい 〜2019年夏、仙台でマモライ初体験〜

※初マモライで育った宮野真守さんへの巨大感情ブログです。セトリ演出のネタバレは一切ありませんが、7月20日公演開演前に宮野さんがとった行動の話をしています。

 

 

 

いや〜〜〜宮野真守すごい!!!

わたしは声優:宮野真守の活躍はかなり長い期間応援というか、見てきたと思っています。アニメのイベントにはそこそこ行っていたし。

ですがアーティスト活動は「まあいますぐはいいかな」と思って結構ふんわり追いかける程度でした。うたプリの主題歌を聞くくらいで。今回は住んでいるところに来るということだったのでかなり気軽に申し込みました。2、3年くらい前にも住んでるところでやったけどそういう理由で見送った。少し後悔していたこともあり、今回は行ってみるかな……という本当に軽い気持ちで。

最近のわたしはうたプリの映画で忙しくて、予習もほとんどせずにライブの日になっちゃうなワハハwwwと思っていたなんでもなかったはずの日に、京都アニメーション放火事件が起きました。キャストとして深く関わりのあった宮野さんのブログの更新が、その日から途絶えました。わたし自身が怒りと深い悲しみに折り合いをつけ切れずにいたこの件に関して、業界の方々の心痛は計り知れませんし、当然のことだと思います。

彼がブログを更新していなかったこともあり、今日のライブが事件に対する宮野真守の感情を初めて知る場になることはみんな想定していたのではないでしょうか。わたしと同じくひとりで参加されていた隣の方と、開演前に事件の話になり、どんな風になるだろうと考えていました。

開演時刻になって、宮野さんはバンドメンバーとダンサーのみなさんと共にステージ上に現れました。みなさん黒い衣装。宮野さんは言います。(下記すべてニュアンスです)

 

「アニメーションが好きだということ」

「それに関わるすべての人に敬意を抱いていること」

「同じ気持ちを持ってここに来ている人は、共に黙祷を捧げてほしいということ」

 

突然ですがここで超絶推しアニメ『蒼穹のファフナー』の話します。戦時下という非常時いままでと同じようにお盆祭りを行うことに関して、登場する姉妹が「こんなときでもやるんだ」「やらなきゃいけないでしょ」というやりとりをするのですが、ここ最近ずっとリフレインしています。

東日本大震災のときから、"エンターテイメントと自粛"の線引きが問われていると感じていて。宮野さんの場合、今回のツアータイトルは「BLAZING!」で、披露予定曲として「FIRE」がある……それでも彼はステージに立たなければいけない。どんなステージになったとしても、わたしはそれを見守ろう……という心情で今日という日を迎えたわけです。

黙祷を捧げたあと、宮野さんに対する敬意で胸がいっぱいになってしまった。「ああこういうことができる人なんだな」という感慨と言えばいいのかな。祈りは捧げる、しかし自身が定めたテーマは貫くというのが、わたしにとって理想のエンターテイナー像だったと言っていい。

ライブはその哲学が現れていたように思います。すべてのパフォーマンスが素晴らしく、わたしは最初から最後まで「ライブが楽しい!」という気持ちでい続けることができました。それこそが、エンターテイメントだよねえ。

宮野さんがとある曲*1にかけてしきりに感謝を述べていたのがとても印象に残っています。自惚れではなく事実として、わたしたちにとって宮野さんがそうであるように、宮野さんにとってわたしたちがそうなのだと思えたからです。

今回のライブが「意味があるものにならざるを得なかったこと」は、個人的にいいことだと思いたくありません。「楽しかった数あるライブの一公演」であるほうが絶対にいい。しかしそういう状況から逃げることなく最初から最後までエンターテイナーとしてあり続けた宮野さんの姿は一生忘れないと思います。

本当にありがとうございました。

 

そして最後に。

 

いや〜〜〜宮野真守ってほんと〜〜〜にすごい!!!

 

 

(2019/09/09追記)

うたプリのオタク的に、特に一ノ瀬トキヤ担的にグッと来た曲の感想ブログ書きました。この記事には書いてない「楽しかった!」を詰めてます!

*1:2019/09/15追記 これは「僕はヒーロー」です。語る言葉自体は雑誌インタビューなどと同様

劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム耳栓鑑賞レポ

※お気持ち表明ブログです。

 

 

 

映画そのものに一点の曇りもないのですが、度々遭遇するクソ客の雑談があまりにも不快なのどうにかならんかな!? 聴覚過敏傾向自覚済みなので、ひとまず自助努力としてコンサート用の耳栓を導入してみました。

 

状況

・マジLOVEライブ上映

・280席程度のシアター

・前後が分離されており、自分は後ろブロック最前列ほぼ中央に着席

・人入りはかなりまばらで収容可能人数の1割程度

・場所は特定できなかったが終始雑談している声あり

・パフォーマンス中はさほど気にならないが、MCなどの静かなシーンで非常に目立ったため、耳栓使用に踏み切る

・耳栓は安めのコンサート用を使用

 

メリット

・雑談に気を取られるほどの不快感は消える。

・思っていたよりもプリンスの声はクリアに聞こえた。音量の大きい劇場or人が詰まっててコーラスや歓声強い回なら全編通して使ってもいいかも。

 

デメリット

・使用した耳栓の問題もあるかもしれませんが、雑談によって発生するノイズの完全なカットは無理。

・プリンスの声は思っていたよりクリアなだけで、声のボヤけは不可避。

・「お前が雑談しなければ耳栓使わなくてよくなってプリンスの明朗で軽快なトークを余すことなく楽しめるんだが?」という怒りで集中が切れる。

 

結論

耳栓である程度クソ客雑談の不快さは取り除けるが、その程度は完璧ではない。

 

最後に

コマすべてが奇跡みたいな映画なので、その場で感想を豊富な語彙で述べたい気持ちはわからなくもないのですが……あなたの感想は発された場所が映画館である限りわたしにとって無価値です。わたしはプリンスの歌と話を聞きたくて映画を見にきているので、上映中の雑談は本当にやめてください。

マジLOVEキングダム入国後のうたプリとの付き合い方

「マジLOVEキングダム……噂に違わずスゲエやつだったぜ……もっとプリンスのことを知りたい……しかしさすが9年コンテンツ……どこから手をつければいいんだ……」という方向けに書きます。とはいえ手を出しやすい媒体はいくつかありますし、すでにやってる方もいらっしゃるかと。また各人のファンスタイルもありますし、ここに書かなかったやつからでも好きなやつから手を出すのがいいという前提で、目安としてお読みください。

 

うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live

スマホ持ってる人なら真っ先に入れましょう。プレイヤーがファンになったりインタビュアーだったり事務所スタッフ(深読みすれば七海春歌ちゃん)だったりと己の立場の切り替わり方が特徴なのかな?

ストーリーは既存ファン(特に原作ゲームをやったことがある人)のほうが解像度が上がる傾向はありますが、新規の方でも全然問題なく楽しめると思います。ストーリーでは普段見られない組み合わせの絡みが見られることも多いことや、仕事で着用した衣装を着せ変えることができることも、プロデュースしている感があり楽しいです。あと新規ブロマイドが出るたびに絵が上手くなっていくので課金しがいがあります。

音ゲーなので実装楽曲はワンコーラスですが、膨大な音源がなくとも初期楽曲は網羅できるという利点も。シャニライで気になった曲のCD入手して聞くのがいいかな、と思います。

惜しむらくはHE★VENSが出ていないこと……! GIRA×2★SEVENを叩きたくないやつがおるか!?

 

うたの☆プリンスさまっ♪ プリンスTwitter(プリツイ)

プリンス本人がTwitterをやっています。本当に本人たちなんですよ。仕事の宣伝やプライベートの話をしてくれます。リアルタイムがもたらす彼らの存在感の作り込みが素晴らしい。プリンス同士の絡みがかわいく、その結果CD全部買うようになったオタクがわたしです。

※2019年6月30日現在は聖川真斗のアカウントが稼働中。

 

うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live テーマソング「Shining☆Romance」

うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live テーマソング「FORCE LIVE」

「雪月花」

マジLOVEキングダムの3Dダンスにやられた方はこちらのMV企画も楽しいのではないでしょうか。キャラクター原案倉花千夏先生のデザインで踊っている彼らのかっこよさ、かわいさ、美しさのことごとくを目に焼き付けてほしい。CDを買えばMVが見れてしまう。すごい。

「雪月花」はうたプリ8周年時の企画で、別途ドラマCDが販売されていますが、元々イベント会場限定販売だったものがアニメイトにて取り扱われることになった経緯があるため、やや入手困難かも。わたしはこのドラマCDが原作の空気感があってとても好きです。また「雪月花」の衣装はデザイナーの丸山敬太氏によるもの。丸山氏とのコラボはこれで2度目で、最初のコラボの「Shining Dream Festa」も神企画でしたので、よろしければそちらも……。

 

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ(アニメ1〜4期)

1期1クールアニメだから気にしたことなかったけど、4期やってるので累計話数62話というそこそこのハードルの高さ。しかしマジLOVEキングダムを観た人がシナリオとしてプリンスに触れるならかなり手っ取り早い方法ではないかな、と思う。

原作ゲームではソロアイドルをやっているプリンスたちですが、アニメではグループとしての活動がメインになっていきます。マジLOVEキングダムに至るまでの彼らの喜びや葛藤を味わうにはうってつけ! 

 

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEライブ1st〜6th

ST☆RISH ファンミーティング Welcome to ST☆RISH World!!

QUARTET NIGHT LIVE 2017・2018

ライブやイベント系はまとめてこちらに。うたプリはファンの贔屓を抜きにしてもキャストの方々の歌唱力や表現力が高く、生歌の迫力がとてつもない。プリンス風の言い回しをすることはありますが、基本的に声優のおじさんたちが楽しそうにしているのを眺めて楽しくなるイベントです。年々パフォーマンスのレベルが上がっており、その努力の姿勢に心動かされるファンが少なくともここにひとりいます。

1st〜3rdあたりまでは声優イベントの傾向が強めだったと思いますが、4th以降はアイドルらしさにシフト。5thはアクシデントあってのライブということもあり結束の強さなどはここで磨かれたかもしれません。

また参加人数が増え続けているのですが、披露曲数やスポットに偏りがなく、うたプリ特有の「完全平等主義」が見えるのもポイント高し。

 

うたの☆プリンスさまっ♪シリーズ(原作ゲーム)

それこそプリンスのバックボーンを知るなら原作をやるしかない。乙女ゲームであることもあり恋愛しているプリンスが見れるのですが、それゆえ「えっアニメとキャラ違う!?」となることもしばしばあると思います、わたしはありました。主に音也真斗レンあたり。

PSPからVitaに移植し、Vitaにかこつけたゲームを出そうとしたらVitaが生産終了した。プリンスドームでライブしようとしたらメットライフドームになってしまうなど、名付けのタイミングが悪いところすら愛しいのでわたしらもうだめかもしれない。

今度ニンテンドーSwitchに移植するそうなので、このタイミングでも手を出しやすい、はずだ!

完全新作ドルチェヴィータではHE★VENS攻略の可能性が見え期待が高まる。

 

ST☆RISHソロアルバム

現在進行形の企画。マジLOVEキングダムを見てST☆RISHに推しができたならマストバイ。彼らの足跡であり、これからの未来を示す羅針盤です。ジャケットもいままでにないテイストだったり、逆に原点回帰しつつも成長が見られるという攻めの姿勢がかっこいい。

曲数増えればカルナイやヘヴも同様の企画が立ち上がるはずと思っているので、いつかあるそれも楽しみ!

 

取り急ぎまとめました。他にもドラマCDやらラジオやら舞台やらなんやらあるのですが、キリがないのと個人的なおすすめのみ書きました。

最初に言ったように、好きなところからうたプリに手を出して、楽しんでくださいね。別の媒体に手を出してから再入国するのもきっと楽しいですよ。